栄養学の勉強会


こんにちは。

院長の後藤です。

院内の勉強会にて(4/22)に管理栄養士の横山智子先生に栄養学の話をして頂きました。

横山智子先生は、陸上選手としての過去の経験から栄養について考える機会があり

管理栄養士を目指したそうです。トップアスリートの健康管理や幼稚園での栄養講座を

したりとお忙しい中、当院でも栄養学の講師を務めて頂きました。

 

当日は、難しい話をスタッフの持っているレベルに合わせて話をしてくださり

とてもわかりやすく、楽しく過ごすことが出来ました。

 

一番印象に残った言葉は

「今の食事が10年後に現れる」

 

食事って、1回2回で変わるものでは無いですよね。

 

イチロー選手が安打を重ねるように、積み重なっていった

 

時に初めて結果となって現れるものです。

 

講習中の様子↑

その他に印象的なのが

「貧血には鰹節!一日鰹節パック一袋を食べれば鉄材など必要ない!」

と教えていただきました。

これはびっくり!わざわざ、鉄サプリや鉄剤なんて飲む必要がないのです。

(アレルギーとかあったら別ですが)

 

↑主食になる食べ物。レンコンは炭水化物が多いとは知らなかったです(笑)

 

そもそも、人間の体には3gの鉄があると言われています。3g=3000㎎です。

主に、鉄はヘモグロビンの材料として使われています。

ヘモグロビンは赤血球内にある色素蛋白でグロビンという蛋白質と

ヘムという鉄を含む分子を結合させたものです。

ヘモグロビンは酸素の運搬に欠かせないものです。

なので、貧血は動悸・息切れ・目眩など酸素を運べない

症状にともなうものが出てくるのです。

 

女性は月経や妊娠中の胎児への鉄の補給、授乳の際に鉄を失います。

一日に必要な量は

女性→2㎎

男性→1㎎

と言われています。

女性は月経・妊娠・授乳など出て行くものが多いので

毎日でも鉄を補給したほうがいいのです。

ですが、鉄って言われると「レバー」「ほうれん草」「小松菜」は思いつくけど・・・他には??

という方も多いのではないでしょうか?私もそうでした(笑)

 

ちなみに赤血球の寿命は約120日。

寿命が過ぎた赤血球は体の中で壊れていきます。

鉄はリサイクル率が体内の中では高いものですが、

出て行くものもあるので、それでも補ったほうがいいです。

 

鉄は野菜やお肉、貝類に含まれています。

基本的にバランスの良い食事であれば、

上手く補えるのでしょうが、それでも現代の食事では

「もう少し足りない!」なんて事が多いのでしょう。

そんな時は、鰹節です。

鰹節は、鉄の中でも吸収率の高いヘム鉄が含有しています。

このわずかな量が、10年後の体や体内の赤ちゃんに効いてきそうですね。

鰹節なんてちょっと振りかけるだけで簡単に食べれます。

子供も野菜は嫌だけど、ちょこっとかかっている鰹節なんて

子供も気にしないでしょう(笑)

 

いつか病院で

「後藤さん、貧血気味ですね、鰹節3パック×30日分出しておきますね」

なんて事があったら面白いですね。

自然食品で鉄を補充できることが出来れば

日本の食材が世界に広がるきっかけになりそうです。

 

実は、まだまだ色々教えて頂いたのですが、私の能力不足。

・主菜・副菜・主食のことや脂肪酸やアミノ酸スコアのこと。

・マヨネーズ大さじ一杯は80キロカロリー

・早食いがダメな理由などなど。

 

食事について考えさせられる事ばっかり(笑)

10年後の自分と子供のためにまだまだ勉強が必要です。

ではでは!