歩くスピードが落ちたと思ったら・・・|д゚)


こんにちはスタッフの佐藤です。

 

年齢に伴う身体の衰えからは逃れられませんが

 

予防・改善をすることは可能です!

 

歩く速さは個人差があります。

 

男女差・身長・筋肉量など、加齢によっても差が出ますね。

 

歩く速度というのは

 

中枢神経系が筋肉の仕事量と代謝エネルギーのコストが最小

 

になるように無意識のうちに決めています(Umberger BR, 2007)

 

足裏

加齢により筋力が低下すると筋肉の仕事量が減少するため、歩く速度を遅くすることで

 

エネルギーコストの上昇を抑えようとします。歩く速度と歩幅には関係性があり、

 

歩く速度が遅くなると歩幅は狭くなります。そのため、

 

加齢により筋力が低下すると歩く速度を遅くするとともに歩幅は狭くなるのです。

 

歩幅が狭くなると股関節や足関節の動きの幅も減少します。

 

特に歩行時の股関節の伸展や足関節の背屈の動き(可動性)が低下

 

することが明らかになっています(Murray MP, 1969)。

 

 

つまり。筋力が低下するとエネルギーコストの上昇を抑える為に歩く速度を遅くします。

 

それに伴い歩幅がせまくなり結果として股関節と足関節が固くなってしまうのです。

 

このような、加齢による歩行速度の低下をストレッチをおこなうことで

 

改善できるという研究結果があります。平均年齢65歳を対象。

 

即時的効果として股関節の曲げ伸ばしのストレッチをおこなった結果、

 

歩行の速度、歩幅は有意に増加する結果となり効果が実証されました。

 

さらに、長期的なストレッチに関しては上記以外にも骨盤の前傾・回旋動作が出て

 

脊椎(背骨)の伸展(背筋が伸びる状態)が出る結果

 

となりより効果的な研究結果が報告されています。

 

つまりストレッチは即時的にも長期的にも歩く速度、負担を変えてくれます

 

股関節と足関節の関節を柔らかくするだけで改善が期待出来るという事です。

 

特に、股関節伸展と足関節背屈は歩行の立脚後期に関係していそうです。

 

立脚

当院の治療ではこういったことも治療の中に組み込み、

 

患者様の生活の質を向上させるよう取り組んでいます!