こんにちは!
院長の後藤です。
先日、新聞の健康記事を読んでいたら動脈硬化の記事がありました。
一般的に、動脈硬化は、
・狭心症
・心筋梗塞
・脳梗塞
などを引き起こすといわれています。
その原因となるものが「悪玉コレステロール」
血液検査で「LDL」と言われる物です。
それと反対に、正義の味方のような扱いをされる物が
「HDL」の「善玉コレステロール」
「運動で善玉が悪玉を一緒に血管から運んでくれる」
と言われているものですね。
記事では、帝京大学の寺本民生名誉教授が
【「50、60年前の日本人はさほどコレステロールを気にしなくて良かった」
米国は昔からコレステロールの高い人が多かったが「2010年に日本人
のコレステロール平均値は米国人を抜いた」という】
と書いてありました。
えっそうなの?と私は思ってしまったのですが、
考えてみれば、日本人もかなり食事の欧米化をしたものです。
特に、肝臓のLDLの合成に使われるものが、不飽和脂肪酸。
お肉の脂に多く含まれているものです。
焼き肉、ハンバーガー、菓子パン、おそらく多くの食べ物に
含まれたり、使用されています。
といっても、現代社会はなかなか避けられないもの。お肉も食べたいし
たまには、ハンバーガーも食べたいものです。
そこで、少し血液検査で得た情報をもとに自分の身体を考えようということが
大切になります。
LDLの数値が高くても、すぐに動脈硬化に繋がるものではありません。
そこでLDLの積算値という考えが大切になるそうです。
毎年出た数値を積算した時に6000~8000になると
動脈硬化のリスクが高まるとされます。
例えば
毎年、数値が180の男性は
180×40年=7200となるので
もし、30歳から40年間LDLの数値が異常値である180を出し続けると
70歳の時には非常に動脈硬化の危険が高まるということになります。
つまり配水管のように使用年月により、徐々に水垢やゴミがたまってくるのです。
溜まらないようにするには、
・配水管に油を流さない
・たまに高圧洗浄をする。
つまり、日常で
・お肉の脂や菓子パンを取りすぎたりしない
・食事は腹八分にする
・運動をする(高圧洗浄)
・魚のDHA(ドコサヘキサエン酸)と野菜を摂る
→コレステロールを体外に排泄してくれる働きをする
・トマト
→リコピンが肝臓でのLDLの合成を抑えられる
運動では難しいという方は、先ずは食事からやってみましょう!
積算数値を考えると、今現在の意識が大切だって事なんですね。
あなたのLDHの数値はいくつですか?
ではでは~