こんにちは。
院長の後藤です。
今日は肩凝り・肩の痛みについてです。
最近、【筋膜リリース】という言葉をテレビや雑誌で目にする
ことが増えてきました。
筋膜とは、筋繊維ひとつひとつを包んでいる膜。
筋肉は繊維ひとつひとつ膜に包まれ、さらにそれを包む膜がある
といった構造をしています。例えるなら、ちょうど海苔巻を何本かまとめて
それをさらにまとめて巻いたという太巻きの構造になっています。
家庭で鳥のささみとかを扱ったことはありますか?
ささみに白い薄い膜がついていることがありますが、
あれが筋膜になります。
最近、肩こりや腰痛でもこの膜が固くなるから痛くなるのだと
言われることが多くなっています。
特に、普段使っていなかったり同じような姿勢が続くと
筋膜同士が癒着して固くなるといわれています。
これは、筋膜の成分であるコラーゲンと弾力に富んだエラスチンという
2種類の繊維状タンパク質の繊維同士がよじれて寄り集まり、回りの水分が
粘っこくなって固くなるということが原因です。
この捻じれを取り除く手技を【筋膜リリース】といい、最近では
筋膜リリース注射といったことをする医師の方もいます。
当院では、これを手技でおこなっています。
筋肉の癒着は、1度で取れることもありますが、姿勢が原因と
なっている場合には、何度か治療が必要になりますし、
日常で姿勢も気を付けなければ、また筋膜の癒着を引き起こしやすく
します。これは注射でも、何度か治療を要するようなので同じです。
と少し長くなってしまいましたが、今日はここまで。
次回は、役に立つ筋膜ストレッチをご紹介します。
筋膜を効果的に伸ばすストレッチ
↓
ではでは。