脱水症状ってどういう状態なんでしょうか?
少し掘り下げて書いていこうと思います。
人間の体は半分以上が水です。
*おおよそ、成人で60% 子供は80% 高齢者は50%
といわれています。
体にとって必要な体液が不足した状態を
「脱水症」といいます。
よく勘違いされますが単なる水の不足という
訳ではありません。
体液の不足状態ですから、電解質も同時に
失われている状態です。
体液に含まれる水分と電解質は生命維持に
必要な働きをおこなっています。
まず、体から水分が失われていくと
血液(血漿)が少なくなり血圧が低くなります。
そうすると、肝臓や消化器などの内臓などの
血液循環が悪くなり働きが弱くなります。
消化器への供給が悪くなると
食欲の不振がおこります。
夏の食欲不振はこれが大きく関わってます。
さらには、脳への新鮮な血液供給も弱くなるので
集中力が低下します。
次に、電解質が低下すると、
体内の浸透圧が維持出来なくなり
神経や筋肉にも悪影響をだし
脚がつってしまったり、
痺れや脱力が起こります。
この状態でも充分危ない状態ですが
さらに深刻なものになると
熱中症になってしまうのです。
喉が乾いたという感覚はかなり
遅れて感じる感覚なのでこまめに
乾いていなくても摂取するように
心掛けましょう!