抜け毛が気になる??(漢方編 婦宝当帰膠①)


抜け毛って普段気にしないですが、気が付くと

枕に毛が落ちているなど気になりますよね?

1日100本は抜けるものと言われていますが

朝起きて枕に髪の毛が落ちていると

「あれ、大丈夫かな??」と不安になります。

今回はそんな「抜け毛」について考えていきます。

 

抜け毛を考える時には

①長い髪の毛

②短い髪の毛

のどちらかを観察します。

 

①の場合は大丈夫です。

②短い髪の毛の場合は成長段階なので問題です。

 

健康的な毛というのは

・太い

・つやつや

・多い

・黒い

・天使の輪ができる(女性なら)

です。

逆に言えば髪の毛が

・ぱさぱさ

・細い

・艶がない

・白髪が混じる

・短い毛が抜ける

・毛の量が少ない

といったことが不健康な髪です。

 

東洋医学では「髪の毛」の事を【血余】(けつよ)

といい血の余りと考えます。

なので血が豊富にあるかないかといったことが大切です。

 

これには、そもそもの体質を考え

・脾の力があるか(消化・吸収能力)

・肝血が豊富か

・腎の力はあるか

といったことを考えていきます。

 

体質にもよりますが血を作る働きを高める漢方として

「婦宝当帰膠」をお出ししています。

 

生薬の当帰(とうき)が70%含まれ、阿膠(あきょう)
をはじめ、気血を補う生薬が9種類配合されています。

髪の毛のお悩み以外に

☑手足の冷え、お腹が冷える

☑顔色が悪い

☑乾燥肌で小じわが気になる

☑眠りが浅い

☑貧血になりやすい

☑爪が割れる、薄い

☑疲れやすい

☑気分が落ち込みやすい

☑更年期

☑生理痛・不順

 

といった方にも出す場合があります。

非常に守備範囲が広く、漢方の「異病同治」といった

事が言える漢方薬です。

 

また体質を考えるところで

「腎の力があるか」ということですが

この腎を補うものが

ネバネバ系の納豆・オクラ・山芋(私は大好きです)

ミネラル系のわかめ・こんぶの海草類

黒い物系黒ゴマ・黒きくらげ

この他、牡蠣、干しなまこ(誰が食べるんだろう)、

あさり、銀杏、はまぐり、ひじきなどがあります。

 

食事から腎を補うことも大切ですので是非、
食べてみてくださいね。

 

ちなみに、食事から補ってもダメな場合は
補腎薬というものがあります。

『病気はその人の持つ自然治癒力で治すのが
一番良いがそれでは治せないときに使う』
というのがあります。

まずは、日ごろの食養生から見直して
それでもダメな場合や辛いのをずっと
我慢しているなら早めに薬局に相談して
みると良いと思います。

 

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