皆さんこんにちはスタッフの東です。
だんだんと寒さが本格的になってまいりましたが、元気でおすごしでしょうか?12月も半ばになり何かとアルコールを飲む機会も多いと思いますが、今回はアルコールのウソ・ホント、「お酒を飲む前に牛乳を飲むと胃の内側で膜を張るので酔いにくい」についてお話しさせていただきます。
はっきり言ってウソです。胃の内壁からは食事をすると胃酸が分泌されますし、胃壁保護のためにムチンという物質も分泌されています。胃の内側で膜を張れたとしても長くはもちません。そしてそれ以前の問題で、胃は消化つまり食物を吸収しやすくする器官であって、吸収のための器官は小腸です。…なので「胃の内側で膜を張るので酔いにくい」というのはウソです。…ですが「酔いにくい」という部分も完全にウソなのでしょうか?実は一片の真実が含まれています。
どういうことかというと食べたものは胃で消化され小腸で吸収されますが、胃から小腸へ多量の油分が流れ込むと吸収しきれずに下痢をします。脂肪は吸収しにくいのです。なので油物を食べると胃から小腸へとつながる部分が狭まり少しずつ小腸へ送られることになります。お酒を飲むときに油物を一緒に食べるとアルコールも少しずつ小腸に送られるのでほろ酔い気分が比較的長く続くということになります。
ですので牛乳には乳脂肪分が含まれますので油分を摂るという意味では酔い難いというのはウソではありません。
ですが「油物さえ食べていれば酔わない」ということではありませんので飲み過ぎ食べ過ぎにはお気をつけて年の瀬を乗り切ってください。
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