こんにちは代表の石塚です。
今日は巻き爪矯正について
当院でフットケアを始めて4年ほど経ちますが患者様の悩みでやはり多いのが巻き爪です。
見た目が気になるだけでなく、放っておくと親指の肉に爪が食い込んで化膿する陥入爪という状態になってしまいます。
↑ 陥入爪(巻いた爪の角を自分で深爪して切ったために埋没している部分が棘になり刺さって化膿性炎症を起こしてしまいました)
こうなってしまうと皮膚科に行く方が多いと思いますが、皮膚科では爪を根元まで切って爪が生えてくる骨の部分を削る手術になる場合が多いようです。
ところがこの手術をしてしまうと本来爪がもつ支持性が失われ足に悪いばかりでなく全身にも悪影響を及ぼしてしまいます。
基礎疾患に糖尿病や動脈閉塞症などがある場合には最悪指の切断に至ることもあり得ますので気をつけたいですね・・
当院では2種類の矯正器具を用いた巻き爪矯正を行っております。
↑ひとつはVHO方式という矯正具 フットケア先進国ドイツから輸入したオートグリップという材料を使っています。
↑もうひとつは超弾性ワイヤーという爪に穴をあけてワイヤーを通すもの。爪が長く伸びていないと装着できません。
巻きがひどくない時は爪の切り方を工夫し、爪の脇に詰め物をするだけでよい場合もあります。
矯正具は単体で使う場合と↓
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巻きの程度が強いものには両方使ってしまうこともあります↓
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爪の厚さや巻き具合など人それぞれ違うので状態に応じた最適な方法を選択します。巻いているから必ず矯正が必要という訳ではありません。
経過観察で済むこともありますので少しでも巻いているのが気になったらお気軽にご相談ください。